サブロック 2507ホルスター / ブラック
スタジオ オーシャンマーク製オーシャングリップ(OG2507)専用のホルスターです。
マテリアルは銃のホルスターやナイフシースにも利用されるKydex(カイデックス)を使用。装着時、抜取時の操作感、ホールド性は抜群です。
背面のマリスクリップでSUBROC V-one VESTやその他PALSウェビングに接続固定が可能です。
※新型OG2507には対応しておりません。ご注意願います。
<詳細>That was how it all started.
近年、特にシーバスゲームにおいてはもはや必需品とも言えるランディングツール。その携行方法はD環にぶら下げる等の非固定式の方法が主流でした。しかしながらその場合、外す/戻すの動作、特に戻す動作において手間取る事が多く、また、比較的重量物をぶら下げて移動する事は、遠心力により無用な体感重量を増す事にも繋がります。そこでそれら従来の携行方法を見直し、現在考えうる最高のランディングツール携行システムを提案すべく、その第一弾としてスタジオオーシャンマーク製オーシャングリップ2507用のホルスターが誕生しました。
まずはランディングツールの形状、操作手順、そして使用頻度を念頭に、アウトドアからミリタリーの世界まで、現状存在するあらゆるジャンルのギアを検証。結果ナイフ用のシース(鞘)、特に軍用の近接接近戦闘用ナイフのシースが理想的であるとの結論に達しました。通常のシースとの違いはグリップを任意の位置に保つ事が出来るという点と、固定位置より重心を上に持ってくる事での体感重量軽減の2点です。また、海水域での使用頻度や汚れた状態のランディングツールを収納すると言った点も考慮出来ます。
製造は根本朋之氏率いるNemoto Knives。国産カスタムナイフメーカーとして、その筋では著名なメーカーです。また、軍用ナイフの世界においても和のテイストを基調としたデザインで世界的にも高い評価を受けています。また、ナイフを収めるシースの製作にも実績があります。
カイデックス(熱可塑性樹脂)を使用してハンドメイドにて試作、テストを行う。結果、以下の項目が必須条件であることが分かる。
1.上下非対称デザインのオーシャングリップにおいて、いずれの方向からも挿入が可能である。
2.トリガーを引かない限り脱落せず、また、ロック状況が感触で判断できる。
3.グリップが任意の位置に設定可能である。
4.固定位置より上にグリップ部がくること。
5.抜き:1動作1秒以内/収め:2動作2秒以内で完了できる。
6.本体及びパーツの剛性。
7.メンテナンスの容易さ。
<解決策>
項目1、2についてはNemoto Knives独自のロックシステムを採用、結果オーシャングリップの上下を区別することなくスムーズな操作が可能となる。また、ロックシステムは2段階でオーシャングリップ先端のネジ部分にてロック、同時にグリップ自体の保持能力を利用し、ホルスター支柱を掴むシステムとなっています。これによりロック状態を目視で確認しなくとも完全にロックが効いているか音と感触で判断が可能。
項目3、4についてはマウントシステムにMALICE CLIPを採用することにより、ベストやバッグ、ベルト等の任意の位置に装着が可能となる。
項目5は使用者の慣れ、習熟度次第ですが、一旦慣れれば問題なくクリアできます。(ホルスターの固定位置が重要になります)
項目6、7はポリカーボネート並の剛性と耐腐食性、オーシャングリップの保護性能を考慮し、カイデックス素材を採用。支柱は耐久性のあるエンジニアプラスティック製、他金属パーツは可能な限りステンレス素材を使用して耐久性能をアップさせています。また、内部が開かれた形状ですので、お手入れも容易です。
Kydex(カイデックス)とは
カイデックスは1965年にRohm & Haas社が開発した熱可塑性素材です。アクリルとPVC(Poly Viny Chloride:ポリ塩化ビニール)の合成物質で、非常に高い対衝撃強度と耐久性があり、薬品に対する耐性も高い。
カイデックスを銃のホルスターに用いた理由として、高い弾性が重要な要素であったと推測できます。ホルスターに要求される重要な機能として、必要なときに容易に銃を抜くことができると同時に、確実に銃を保持し、不用意に抜け落ちたりしないことが求められます。銃の使用者が走ったり、ジャンプしたり、転倒したりした時に、ホルスター内の銃がどこかに飛んでいってしまっては困ります。逆さまの状態になっても、銃はしっかりホルスターから抜け落ちることがなく、瞬時にとり出せなくてはならないのです。カイデックスの弾性はそれらの条件をすべて満たします。フィッシュグリップに関しても同じことが言えます。
<使用方法>
2507 Holsterはそのデザイン概念を生かす為に以下の使用方法、装着方法、注意事項をよくご理解頂いた上でご使用下さい。本品は全くの初心者でも操作可能な製品では無く、多少の練習と装着位置の調整が必要です。
★オーシャングリップを抜く
2507ホルスターよりオーシャングリップを抜くには、以下の手順が必要です。ロックの特性等を理解して抜く事で、スムーズに取り出す事が可能です
1: トリガーを引いてジョーを開く。
2: トリガーを引いたまま、ネジ部分のロックが解除されるまで2センチ程引く。
3: トリガーを放す。
4: オーシャングリップのカーブに沿って引き抜く。
★オーシャングリップを収める
2507ホルスターにオーシャングリップを収めるには、以下の手順が必要です。ロックの特性等を理解して収める事で、ホルスターに確実に固定する事が可能です。
1: ホルスター開口部にオーシャングリップを挿入する。
2: 最下部に達するまでトリガーは操作せずそのまま挿入する。
3: 最下部に達した後、トリガーを引き、ジョーを開いた状態でさらに押し込む。
4: "ジャキッ"という感触にてロックが掛かり完了。
★挿入方向/ロックについて
2507ホルスターは、いずれの方向からでもオーシャングリップを挿入可能です。しかしながら前記抜き角度の関係上、一度決めた方向を常時守って収める事でよりスムーズな使用が可能となります。
また、独自のロック機能により、トリガーを引かない限りは脱落しないので、逆方向や、水平に収めた場合でも問題なく使用出来ます。
<注意事項>
★ご使用の前に(!重要!)
オーシャングリップ先端のマイナスネジにバリが立った状態で抜き差しした場合、ホルスターのパネルが削れます。本項目はお手持ちのオーシャングリップ個体差によるもの、あるいは後天的な事象ですので、バリが立っている場合、ルーターややすり等でバリを落として下さい。正常な状態での抜き差しにおいて 2507 Holsterパネル内側は全く削れません。
(破損等の損害につきましては責任を負いかねます故、あくまでもお客様の責任において慎重に作業して下さい)
製造:Nemoto Knives
企画:TriaD
TriaD 別注モデルはこちら(マウント方式が違います)
角度調整機能付き、TEK-LOKマウントシステム採用のデラックスバージョン。
COLOR : BLACK
MATERIAL : Kydex
PRICE :
¥13,530(税込)